40日ぶりの山歩きは木曽駒ヶ岳へ。すいすい山頂まで登れたことで予定を変更し、濃ヶ池を回る周回コースへ進みました。気づけば千畳敷駅と同じほどの標高まで下り、そこから宝剣山荘へ向けて長い登り返し。木曽駒ヶ岳の印象が大きく変わって楽しい山行となりました。
40日ぶりの登山。
今年のシーズンは雨が多く、なかなか登山に行けません。
これだけ山を歩かなかったのも久しぶりということで、今回は本格的な登山というよりも、まずは体を山歩きに戻すための「ウォーミングアップ」のつもりで選んだ「木曽駒ヶ岳」
ロープウェイでて一気に標高を上げることができ、千畳敷から木曽駒ヶ岳山頂までは、それほど長い距離ではありません。
「40日ぶりという事で、今回は無理をしない」
「木曽駒ヶ岳をゆっくり歩いて、体を山に慣らせれば十分」
そんな気持ちでスタートした今回の登山。

ところが結果から言えば、思っていた以上にしっかり歩く山行になってしまいました。
原因は途中で予定を変更して向かった濃ヶ池周回コースでした。
- 木曽駒ヶ岳登山は40日ぶり!千畳敷から中岳・山頂へ歩いた感想
- 木曽駒ヶ岳山頂の天気と景色|曇り時々晴れの中で周回を決意
- 木曽駒ヶ岳から濃ヶ池へ周回!予想以上に長かった下りの登山道
- 木曽駒ヶ岳で雷鳥に2回遭遇!濃ヶ池周回中の嬉しい出来事
- 木曽駒ヶ岳・濃ヶ池の景色は?ガスに包まれた池を訪問
- 濃ヶ池周回ルートの標高差に驚き!千畳敷駅と同じくらいまで下山
- 濃ヶ池から宝剣山荘へ登り返し!梯子2か所がある登山道
- 宝剣山荘への登り返しはきつい?森林限界を越えても続く急登
- 宝剣山荘への登山中に雷鳥の鳴き声!疲れた脚を励ますひととき
- 濃ヶ池周回を終えて宝剣山荘に到着!長い登り返しを振り返る
- 木曽駒ヶ岳・濃ヶ池周回登山の感想|40日ぶりでも楽しめた山歩き
- 木曽駒ヶ岳登山・周辺温泉・グルメの関連記事
木曽駒ヶ岳登山は40日ぶり!千畳敷から中岳・山頂へ歩いた感想
久しぶりの登山ということで、今回一番気にしていたのは体力です。
脚力がどれくらい落ちているのか想像がつきません。
その為、今回は体力を見ながらボチボチと登りました。
ところが歩き始めてみると、「意外と普通に登れる」思っていたよりも足が動きます。

特に気温は15℃と低く、登っていると汗は出ますが止まると肌寒くなる。
丁度いい感じです。

なんだか想像していたより動けるぞ!
こうなると人間、少し欲が出てきます。
最初は、「今日は木曽駒ヶ岳まで行って、そのまま戻ればいい」と思っていたのですが、ここまで順調なら、もう少し歩いてもいいのではないか。
この考えが、今回の山行を一気に長くすることになります。
木曽駒ヶ岳山頂の天気と景色|曇り時々晴れの中で周回を決意

この日の木曽駒ヶ岳周辺は、基本的には曇り空。
晴れていたと思ったら、すぐにガスが上がってきてを繰り返す。
そんな天気です

雲が流れていくと、その隙間から青空が見えたり、日差しが届いたり、曇ったと思ったらまた少し晴れる。
晴天もいいですが、山らしい変化のある天気もおもしろい。
個人的には、こうした天気も嫌いではありません。

しかも、この日は風は殆どありません。
・・・
順調に山頂まで来ました。
体の調子は問題なし。気温も低めで疲労感もそれほどありません。
まだまだ体力も残っていて、ちょっと物足りない登山になりそうです。
そこで、当初の予定を変更し、濃ヶ池を経由して宝剣山荘まで戻る周回ルートを歩いてみることにしました。
アプリを見ると、2時間ちょっとの遠回り。
この調子ならいけるだろうと、この時点ではそう考えていました。
ところが、この「ちょっと遠回り」が思った以上の遠回りでした。
木曽駒ヶ岳から濃ヶ池へ周回!予想以上に長かった下りの登山道
木曽駒ヶ岳には何度か来ていますが、同じ道を往復するだけではなく、今回は少し違うルートを歩いてみたい。
それもあって選んだのが濃ヶ池方面。
緩やかに下っていく登山道です。
歩きやすく、整備された登山です。

前回は、途中で右に折れて頂上山荘へ戻っていきましたが、今回はさらに進んでいきます。
ところが濃ヶ池方面へ進んでいくと、想像以上に標高を下げていきます。
最初のうちは、「結構下るな」くらいでしたが、「まだ下るの?」となり、そのうち、「これ、帰りは全部登るんだよね……」と考えるようになります。
登山では当たり前ですが、下った分だけ、どこかで登らなければなりません。

それでも下りなので体力的にはまだ余裕があります。
景色を見ながら、のんびり歩いていきます。

しかし距離が思った以上に長い。「濃ヶ池って、こんなに遠かったのか」
ウォーミングアップという言葉が、少しずつ怪しくなってきました。
木曽駒ヶ岳で雷鳥に2回遭遇!濃ヶ池周回中の嬉しい出来事
そして今回、嬉しかった出来事のひとつ。
ライチョウに会うことができました。

しかも1回ではなく、2回。

今年初のライチョウです。
木曽駒ヶ岳では遭遇する事が多いので、見られるかもと思っていました。
特に今年はいつもよりハイペースで登山に出掛けていますが、いまだに雷鳥を見ていなかったので、見つけた瞬間は嬉しいでしたね。
登山中に野生動物に出会うと、不思議と疲れも少し忘れます。
今回、濃ヶ池方面へ予定変更しなければ出会えなかったかもしれません。
「遠回りして良かった」
この時点では、まだそんな余裕もありました。

木曽駒ヶ岳・濃ヶ池の景色は?ガスに包まれた池を訪問
しばらく歩いて濃ヶ池周辺へ。

残念ながら、このあたりではガスが多くなってきました。
そのため、期待していたほど周囲の景色を見ることはできません。

濃ヶ池と周囲の山々が組み合わさった景色を期待していたのですが、この日は全体像まではなかなか見せてくれませんでした。
ただ、実際に歩いてみると、「ここ、晴れたら相当きれいだろうな」と思わせる場所です。
静かな池と、その周囲を囲む山。ガスの切れ間から少し景色が見えるたびに、その先を想像してしまいます。
今回は景色という点では少し残念でしたが、今度は晴れた日にもう一度来てみたいという場所が増えました。
濃ヶ池周回ルートの標高差に驚き!千畳敷駅と同じくらいまで下山
そして問題はここから。

濃ヶ池周辺を歩きながら、改めて現在地と標高を確認してみると、「ずいぶん下まで来たな……」
なんと、ほぼ千畳敷駅と同じくらいの標高まで下っています。
朝、ロープウェイで到着した千畳敷。
そこから木曽駒ヶ岳へ向かって登ってきたはずなのに、遠回りした結果、標高だけを見れば再び千畳敷付近まで下りてきたようなものです。
問題は、ここから宝剣山荘まで登らなければならないこと。
これまで長い距離を下りながら、「結構下るな」とは思っていました。
しかし数字で見ると現実味が違います。
「あそこまで戻るのか……」見上げる方向には、これから登る山。
当然ですが、楽なはずがありません。
40日ぶりの登山。
ウォーミングアップ。
無理をしない。
朝考えていた言葉が頭をよぎります。
完全に予定と違う山行になってきました。
濃ヶ池から宝剣山荘へ登り返し!梯子2か所がある登山道
下りは終わり。
いよいよ宝剣山荘へ向けた登り返しが始まります。
「まあ、ゆっくり行けば大丈夫でしょう」そう思って登り始めますが、序盤からなかなかしっかりした登りです。
そして途中には梯子が2か所。


ものすごく怖い梯子というわけではありませんが、疲れ始めた脚で登ると、それなりに体力を使います。
先ほどまでの「快調に登れている」という感覚も、さすがに薄れてきました。
久しぶりの登山ということもあり、脚の疲労も少しずつ蓄積してきます。
それでも、登っていくしかありません。
一歩ずつ。
急ぐ必要はないので、自分のペースで高度を上げていきます。
宝剣山荘への登り返しはきつい?森林限界を越えても続く急登
登っていくと、やがて森林限界を抜けて視界が開けてきます。
ここまで来ると、「もう宝剣山荘も近いのでは?」と思いたくなります。

ところが、宝剣山荘も、お隣の天狗荘も見えません。
目の前には上へ上へと続いていく登山道。
まだまだ先は長そうです。
ここからの登りはつづら折りになっていて、少し登って折り返し、また登って折り返す。
体力を使ってきた体にとっては、なかなかの急登です。

上を見るたびに、「まだ、みえてこない」と心で叫びながら足を上げていきます。
40日ぶりということもあり、この頃にはしっかり脚にきています。
朝はあれだけ軽かった体も、さすがに重たい。
「今日はウォーミングアップだったよな?」
自分で決めた予定なのに、自分でその予定を完全に壊しています。
宝剣山荘への登山中に雷鳥の鳴き声!疲れた脚を励ますひととき
そんな疲れ始めた登りの途中に、どこからか聞こえてくるライチョウの鳴き声。
姿を見ることはできませんでしたが、「もう少しだから頑張ろう」と勝手に応援されている気分になります。
もちろんライチョウはこちらを応援しているわけではないのですが、疲れている時は、ちょっとしたことが力になります。
今回の濃ヶ池周回で一番記憶に残ったのは、もしかすると濃ヶ池そのものより、この最後の登り返しかもしれません。
濃ヶ池周回を終えて宝剣山荘に到着!長い登り返しを振り返る
長く感じた登りを終え、ようやく宝剣山荘まで戻ってきました。
「着いた……」山荘が見えてきた時の安心感。
これで大きな登り返しは終了です。
改めて振り返ると、木曽駒ヶ岳まで登り、そこから濃ヶ池方面へ大きく下り、千畳敷駅付近と同じくらいの標高まで下げ、そこから再び宝剣山荘まで登る。

そりゃ疲れるはずです。
朝の時点では、「久しぶりだから木曽駒ヶ岳で軽くウォーミングアップ」だったはず。
それが途中で調子に乗って遠回り。
結果、しっかり歩く山行になりました。
木曽駒ヶ岳・濃ヶ池周回登山の感想|40日ぶりでも楽しめた山歩き
40日ぶりに山を歩いて一番感じたのは、やっぱり登山は楽しい。ということでした。

登っている最中は、「きつい」「まだ続くのか」「早く着かないかな」なんて思っています。
それでも景色が少し開けば立ち止まり、ライチョウを見つければ嬉しくなり、ガスが抜ければ山を眺める。
歩き終われば、「今日は楽しかったな」と思っています。

次回の木曽駒ヶ岳登山も、濃ヶ池周回コースで行こうと思えるほど、楽しい山行となりました。
木曽駒ヶ岳登山・周辺温泉・グルメの関連記事
過去の木曽駒ヶ岳登山に関連する、温泉、レストランなどのブログです。
是非ご覧ください。


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