車中泊やアウトドアを楽しみたい方に根強い人気のハイエース。その中でも、まずは中古のガソリン車からスタートするのが賢い選択だったと7年目突入の今でもそれは変わりません。失敗しないための購入ポイントやリアルな使用感を、実体験を交えて解説します。
いざキャンピングカーを購入しようとすると、驚くのがその価格。
新車のディーゼルタイプでは、軽く500万円を超えるものも珍しくありません。
そんな中で選択のひとつに「中古のガソリン車ハイエースをベースにしたキャンピングカー」です。
この記事では、その魅力と選び方、注意点を詳しくご紹介します。
キャンピングカーは夢の入り口
キャンピングカーで自由気ままに旅するライフスタイルに憧れる人は、今とても増えているようです。
特に、最近は宿泊費の高騰もあり、ホテルの予約に頭を悩ませることなく、好きな時に好きな場所へ行けるという自由は、想像以上にストレスや不安を軽減してくれます。
私自身、ハイエースで7年ほど旅を続けてきましたが、その自由さと快適さは、他の移動手段では得られないものだと実感しています。

天気と相談できる旅
キャンピングカー旅の大きな魅力のひとつは、天気に合わせて出かけられる点です。
雨の中を無理に出かける必要はありません。
晴れた日に気持ちよく出かけ、悪天候のときは予定を延期したり、別の場所に変更するという柔軟さが、キャンピングカーにはあります。
ホテルの予約や移動手段に縛られない分、そのときの天気や気分に応じて、行き先を柔軟に変えられるのが大きな魅力です。
車中泊で移動の自由度が格段にアップ
キャンピングカーならではの「車中泊」は、行動範囲を大きく広げてくれます。
目的地のすぐ近くで泊まれるので、翌朝は移動に時間を取られることなく、起きたらすぐに観光やアクティビティを始められます。
早朝から登山をしたいときや、混雑を避けたい観光地に向かうときなど、「前泊」できるという強みは、車中泊ならではの恩恵です。
目的地の変更が容易にできる
目的地を自由に変更できるのも、キャンピングカーならではの大きな魅力です。
これは天気や移動の自由度とも関係していますが、私の場合、ほとんど運転しているため、どうしても疲れがたまることがあります。
また、観光地で思ったより長居してしまったり、次の予定地まで時間が足りなくなったりすることも少なくありません。
そんなときでも、キャンピングカーなら無理をせず、その場で予定を変更できます。
このブログにもありますが、駒ヶ岳に登った翌日、当初の目的地だったのが長野県のビーナスライン。
翌日は雨天との予報。どうしようかと近場の天気予報を見たら、上高地が快晴の予報。
進路変更となりました。
「今日はもう少し近場でゆっくりしよう」「翌朝早く目的地に着けばいい」など、柔軟にプランを組み替えられる快適さは、まさにキャンピングカー旅の真骨頂です。
なぜ「ハイエース」なのか?
ハイエースに関しては、既にいろいろなサイトで評判を見られていると思います。
ここでは、ハイエース以外も検討している人に向けて私からの勝手なアドバイスをします。
買い替えを検討していた
ここ1年の間、次の車検を通すか買い換えるかを迷っていました。
というのは、子供もあまり付き合わなくなったことで、嫁との2人旅と友人との登山なら、小さいサイズでいいかなって思った時期があり、1年ほど色々と探しました。
結局、車検を通すことにしました。
他に近しい車両ではだめなのか?
そもそも私は、できるだけ狭い道や枝葉の多い山道でもストレスなく走れる車が好みです。
ですので、車幅や車高が高いキャブコンタイプのキャンピングカーは、はじめから選択肢から外していました。
(キャブコンが大好きな方には申し訳ありません。でも私には向いていませんでした……)
そして「車格がハイエースと同等のキャラバン」は比較から除外し、それ以外のキャンピングカーでよく使われている小型車を候補に検討しました。
候補としては
「タウンエース」「NV200バネット」「エブリイ」などあります。
実際に、これらのベース車両を使ったキャンピングカーを見て回りました。
どれも工夫された迷う車両ばかりで、「これでも十分かな」と思える車両もありましたが……最終的にはやっぱりハイエースに戻ってきたんです。
理由はシンプル。
「私には、やっぱりちょっと狭い」と感じたから。
もちろん、「ハイエースの広さに慣れてしまっている」というのもあると思います。
でもそれ以上に、旅先でのくつろぎ時間や車内でのちょっとした動作において、「広さ」がどれほど大きな要素かを再認識したのです。

このブログを読んでくださっている方にはお分かりいただけるかもしれませんが、私は旅先でも寝る前のひとときをゆったりと過ごしたいタイプです。
お酒でも飲みながら、ちょっと本を読んだりスマホを見たりして、リラックスした時間を楽しみたい。
もちろん運転席に座ってくつろぐこともできますが、ずっと同じ姿勢ではやっぱり疲れます。
ハイエースの広さがあるからこそ、リビングスペースとベッドスペースをゆるやかに分けたり、姿勢を変えてリラックスしたりできるのです。
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車内って意外と"移動"が多い。
小さい車両でも「手が届くからいいんじゃない?」と思うかもしれません。
でも、実際に車中泊をしてみると意外と車内を移動することが多いんです。
たとえばこんな時
- 窓を開けたいとき
- 食べ物や飲み物を取るとき
- 運転席に置き忘れたスマホを取りに行くとき
この「運転席にスマホ忘れる問題」、私も何度やったかわかりません。
狭い空間で、イスやベッドをまたいで移動するのって、意外と面倒です。
日常生活ではあまりしない動きなので、慣れていてもストレスになります。
ハイエースくらいの広さがあると、無理なく通路が確保できて、こうしたちょっとした移動もスムーズにできるんです。
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ベッドメイクのしやすさは重要
もうひとつ感じたのがベッドメイクのしやすさ。
これも実際にいくつかの車両でベッド展開をさせていただいた経験から言えるのですが、2人で寝る場合、小さい車だとどちらか1人が車外に出ないとベッド展開が難しいケースが多いんです。
これは夜だったり、雨の日だったりすると、かなり面倒なんですよね。
1人旅オンリーなら問題ないかと思います。
その点、ハイエースは車内だけで完結できる空間の余裕があるので、ストレスなく準備できます。
荷物は想像以上に多い
旅慣れてくると、「最低限の荷物」でも意外と多いことに気づきます。
たとえば私の車中泊セットは以下のようなものです:
- 着替え
- 洗面セット
- 温泉セット
- 食器(カップ程度)
- 湯沸かし道具一式
- 箸やスプーンなどのカトラリー
- 寝袋と枕
- クーラーボックス
- スマホ充電などのUSBコード類
これらすべてをベッド展開やダイネット展開の際に一時的に移動させたり収納したりする余裕が必要になります。
ハイエースなら、収納スペースと生活スペースをある程度分けて使えるのが大きな強みです。
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ちなみに、ハイエースにも「ナロー」「ワイド」「スーパーロング」などさまざまなタイプがありますが、ここは内装とのバランスで選ぶのがコツだと思います。
あくまで自分がどれくらいの荷物を載せて、どんな旅をするか。何人で使うのか。
それに合った広さを選ぶのが、快適な車中泊生活の第一歩になるのです。
それらを総合してやっぱりハイエースでした。
ガソリン車が初心者におすすめな理由
静かで運転しやすい
知り合いの3型スーパーGLのディーゼルにもちょくちょく乗りますが、確かに加速はいい!
ガソリン車では到底追いつかない程です。
しかし、私は飛ばしませんのでガソリン車の加速で十分満足しています。
それに何といっても、ガソリン車はエンジン音が静かで振動も少ない。
微妙な振動が長距離の運転では、意外と疲れます。
社用車のキャラバンディーゼルで時々往復200kmほど走りますが、帰ってくると結構振動で疲れているのが分かります。
・ガソリン車の欠点の燃費の悪さによるガソリン代。
・パワー不足を感じる。(私はストレスを感じるようなパワー不足はないです。)
これらガソリン車に付きまとう欠点とよく言われますが、それらを差し引いてもガソリン車ですね。
もし次に買い換える時が来たとしてもガソリン車にします。
中古ハイエースの選び方
走行距離だけで判断しない
10万km以上走っていても問題ないのがハイエースの強み。といわれる頑丈なハイエース
大切なのは「整備履歴」や「使用環境」だと思います。
ご自分が許せる範囲の走行距離ってあると思います。"その範囲を少し広げて"もいい場合もある事は念頭に入れつつ選びましょう。
私の車両は、初回登録から16年目です。
走行距離は48,000kmと反対に少ないことでトラブらないかと心配していますが、先日の車検でも問題なし!とのことでした。
趣味用途で丁寧に乗られていた個体とでは、同じ走行距離でも状態がまったく異なります。
内装の仕様を見る
一番見ないといけないのが、内装の仕様です。
寝るだけならベッドが人数分あればいいですが、ホテル代わりの活用も考えているならとにかく大切です。
以下の項目の有無と必要性など、検討しましょう。
・靴を履く、脱ぐスペース
・着替えをするスペース
・ベッドやダイネットの展開の必要性と他の人の待機場所
・キャンプなどの大荷物の置き場
・ドリンクの取り出しの容易さ
・スマホの充電の段取り
・車中泊セットの置き場
など、行先や使い方、場合によっては天気も考えて、しっかりとイメージしてください。
内装の程度の確認
内装の仕様ではなく、傷みの程度の確認です。
経年劣化は仕方ありませんが、以前の所有者がペット連れか、ちょっと元気でやんちゃなお子様連れの場合、家具類のキズが多いかもしれません。
まあ元気な事はいい事なのでそれはそれで問題ありませんが、次に購入する側となると気になりますね。
ご自分もペット同伴や元気なお子様との旅というのであれば、気にならない方もいると思います。
販売業者によっては、買い取った後は簡単な清掃をして展示し、販売の際にしっかりと清掃する場合もありますので、家具類の隅や、ベッドメイクする際に畳んだ椅子の下などの様子をしっかりと見ましょう。犬の毛が見つかる事もありますので、その判断ができます。
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私個人的には、そもそもキャンピングカーは第2の部屋なので、丁寧に乗る人が多いのだろうと思います。
今まで中古車両を100台以上は見てきましたが、ひどい車両は2,3台程度だったと思います。
そのほか多少の傷みはあるものの、それらは年代からして致し方ない経年劣化でした。
それに傷みや年齢は、価格に転嫁されていますしね。
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使い勝手の良い内装の優先順位が上ですね。
キャンピングカー選びに大切な事!
最後に、これからキャンピングカーを選ぼうとしている方へ、大切なポイントをお伝えしておきたいと思います。
まず、気に入った車両を目の前にすると、ついテンションが上がって冷静さを失いがちです。
(実際、私は完全にそのタイプでした)
でも、そんなときこそ深呼吸して、一度立ち止まり、じっくり見て・感じて・考えてみることが大切です。
「最初の1台だから」と妥協しない事
妥協して下のグレードは買わない方がいいと断言できます。
というのは、"必ず思い出が詰まったお気に入りの車"になります。
その為、その思い出の車両を手放せない人も大勢いると思います。
そんな私も、家族や友人との大切な思い出が詰まった車両のため愛着があります。
まさに一生の一部といってもいいほどの大切な車両です。
買い替えを考えた時に、「この車と過ごした時間」を思い返すと、どうしても手放す気になれませんでした。
それくらい、深い愛着が生まれるものなんです。
長年乗る事も視野の入れているならなおさら、お気に入りの車両を選んでください。
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それでは、みなさまキャンピングカーライフを楽しみましょう!

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