中央アルプス木曽駒ヶ岳でライチョウに出会えるとは全く考えもしませんでした。なにせ特別天然記念物で、2000羽程度しかいないとの事。しかも出会ったのは2組のグループで合計10羽。初めての遭遇に驚き感動しました。
木曽駒ヶ岳の頂上山荘で泊まった翌朝の事です。
日の出を見ようと外に出ると、テント泊の方も含め大勢の人が日の出を眺めています。

雲海の向こうに上がる日の出は感動ものです。
みんな余韻に浸りながら朝日を眺めています。
そんな時、後ろを振り向くと中岳の中腹で「保護活動」の方が2名が下を向いて何かを見ています。
このお2人は前日に頂上山荘にいらした時に見ていたので服装で分かりました。
「もしかしてっ!」と思いそのまま中腹まで向かうと・・・いました!!
「特別天然記念物のライチョウ」です。

写真でもお判りいただけますが、頂上山荘のテント場のすぐ南です。
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私の知る限りでは北アルプス、南アルプスにだけ生息していると思っていましたので、遭遇した時は感動しました。
保護活動の方が見守っていらっしゃるので、それ以上近づかないようにそっと望遠カメラで撮影。

お母さんライチョウは頂上山荘のテント場を見ながら、ヒナたちの安全を見守っています。

お母さんの顔は凛々しいいいオトナの顔をしてます。

ヒナはまだ幼い顔です。

中岳では8羽と遭遇。
20分程撮影していましたが、全く逃げることはなく周辺で食事をしています。
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こちらは木曽駒ヶ岳山頂から、木曽前岳に向かう登山道に突然現れたライチョウのひな。
母親は一瞬見えましたが、見えないところに隠れているようです。

足元に隠れているつもりのライチョウ。
1枚だけ撮影して、その場を離れます。
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中央アルプスでライチョウが発見されたのは2018年。
登山者からの報告で発覚し、保護増殖事業実施計画が策定され復活事業活動へと進んだようです。
それから乗鞍岳から3家族の移植やタマゴの保護などの保護活動の甲斐あって、令和5年には71個体が確認されるまでになったようです。
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そんな努力のおかげで出会うことが出来たと思うと、自然の大切さなど改めて考えさせられるいい機会になりました。
今回の雷鳥との出会いは一生の思い出です。
ライチョウの目撃情報を確認したり、投稿できる「ライポス」というアプリがあります。
このアプリでは、どのあたりで目撃されたのかが分かるので、参考にできますよ。
やはり北アルプスは目撃情報が多い、今度行ってみます。

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