車中泊にハマってまもなく5年目になります。車中泊は自由な旅という言葉を聞きますが、実はそれだけではなく、普段の生活では味わえない「冒険」に出会うことが出来るのです。これもやめられない理由なんです。今回は様々なやめられない理由をまとめてみました。
私はまだ車中泊を始めて5年未満なので、長年のベテランの方々に比べればまだまだ初心者レベルかもしれません。それでもそれなりに回数をこなしてきましたので、まだ「車中泊経験がなく心配な方」や、「車中泊なんてどうなん?」と懐疑的な方にも車中泊から得られる経験や体験をお伝えすることはできると思って書きました。
文章の中には車中泊が嫌いになる部分もあるかもしれませんが、最後まで読んでいただければきっと気軽で、誰でも、いつでも経験できる車中泊に興味を持ってもらえる内容だと思います。
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そもそも私が車中泊を始めた理由は、プロフィールにも書いてますが仕事一辺倒で休みが少なく家族旅行がいけないというのがどうしても気になって、せめて1日しかない休みでも前入りして朝から家族で思いっきり遊びたい。そんな願いから始めました。
今でも高校3年になる娘も、一緒に旅行に出かけてくれるのです。
それだけ車中泊には魅力があるという事だと思います。
このブログが皆様の行動のきっかけになったらうれしいと思います。
辞められない理由その①
◆車中泊には程よい緊張がある。
特に最初の頃は緊張度が高めです。
車で夜に寝る事なんてそうそうありません。
(むかし長距離トラックの時に寝てましたがかなり違います。)
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真っ暗な所で車の窓のすぐ向こうは「外」もちろんカギをかけて寝るのですが、いくらか緊張感があります。
実はこれが「冒険」なのです。
しかも毎回違う場所での車中泊なので、慣れて来るとはいえ緊張感はいくらかあります。
この緊張感が普段味わうことが無い新鮮な感覚なんです。
もちろんお酒でも飲んでべろんべろんになって寝てしまえば、緊張なんてないかもしれません。
そこまで飲めない私はこの緊張感を得て気持ちよく、癖になっているのです。
辞められない理由その②
◆トイレが気になる。
やはり夜中に外に出てトイレに行くというのは、明るい所でもない限り緊張します。
一番印象に残っているトイレは、上高地の駐車場の「アカンダナ駐車場」です。その時は夜8時にはすべての照明が消えて真っ暗、星は綺麗でしたが何も見えない。
懐中電灯でトイレに向かいましたが、いつ熊が出るかドキドキしていました。
まあ熊に出会っていないから冒険という言葉で済ませる訳ですが、山奥になればその緊張感は高まります。
トイレに入ると山奥ならではの巨大な蛾などの虫がいたりします。虫は苦手ですが彼らは基本襲っては来ません。見た目は気持ち悪いかもしれませんが、日常ではあの「きもちわるい」感覚になることは少ないです。
辞められない理由その③
◆自然を感じながら寝られる。
月並みな話ですが、本当にそうです。
これは外の空気を肌で感じながら寝られるという事が寄与していると思います。
ホテルなどで窓を開けることで、よく似た感覚は味わえますがやはり外とは遮断された空気を感じます。
しかし車中泊ではテント泊と同じとまでは行きませんが、外との距離が近くテント泊のようにリアルに外の空気と同じ気温、においに近い感覚を私は楽しんでいます。(春~夏限定で窓を開けて寝る場合)
辞められない理由その④
◆物音がしない静かな中での睡眠。
人口の少ない地域に家がある人は違いますが、私の住んでいるところは住宅地です。
夜は静かですが、車の走る音はゼロにはなりません。
何かと音がします。
普段あまり気にしていませんが、静かな所で車中泊するとその違いを発見できます。
車中泊に慣れてきた頃から、自宅より車中泊の方がぐっすり眠れるようになりました。
この静寂さも熟睡の原因かもしれません。
辞められない理由その⑤
◆チェックアウトの時間を気にしなくていい。
ホテルなどではチェックアウトの時間を考えて行動しないといけないですね。
朝ごはんも決まった時間という事が普通です。
車中泊なら好きな時間に起きても誰にも迷惑を掛けません。
朝食も起きたとき考えればいいわけです。
そのおかげで夜更かしも気にせず好きなタイミングで寝られます。
辞められない理由その⑥
◆天気によってドキドキする。
天候は選んで出かけることが可能なので基本は「晴れ」なんですが、雨風に遭遇することは多々あります。
車中泊は雨風の影響をもろに受けます。
小雨なら大したことはありませんが、土砂降りになるとちょっと怖い。
それに強風も経験しましたが、倒れるんじゃないかというほど揺れる。
何度味わってもドキドキして冒険している感覚になります。
伊良子岬では、天気は良かったのですが風速20m。
周りは海で壁はなし。
車はひどく揺れて娘は泣きそう。
車を動かく事さえ怖かったのですが、向きを変えていくらか揺れは収まり寝ることが出来ました。
車中泊で私が注意している点。
車中泊には安全や周りの方への配慮が必要です。
様々なことに注意しながら車中泊をしていますが、特に私が普段注意している点を書いておきます。
①駐車場が混雑している時は、車中泊しない。
②出来る限り施設から遠い場所に駐車し、施設を利用する人を優先する。
③車外はもちろん車内でも騒がずに過ごす。
④ゴミは捨てない。
⑤エンジンはつけたままにしない。
⑥出来る限り夜遅くに到着し、朝は混み具合を見て早めに出かける。
⑦すでに車中泊されている車などがあれば、出来る限り車幅灯にして眩しくならないように通行する。
⑧車1台分のスペースしか使わない
⑨ドアを閉める時は半ドアにしてから、押して出来る限り静かに閉める。
⑩道の駅なら、買い物をして売上貢献する。
まあ気を使いすぎかもしれませんが、気持ちよく車中泊する個人的なルーティンです。
まとめ
思い当たる事をいくつか書いてきました。
その他には気ままに旅が出来るなど。その恩恵はいっぱいあると思います。
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やめられない理由を一言でいうなら、車中泊にはもしかしたら「しあわせホルモン」が分泌されるのではないかと個人的には思っています。
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車中泊はそもそも目的ではなく、家族との思い出が作りたいという事から始めた車中泊。
風で揺れる車や、トイレの虫、朝起きたら激寒だった!など驚く経験がいい思い出になるというものです。
そんな毎回新しい発見がある所もやめられない理由です。
旅に出なくても、自宅でもできます。まずは駐車場から始めてみませんか。
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